秋津野ガルテンの全景

農業・農村体験旅行

農村を旅するように歩いて感じてみませんか

農業の盛んな田辺市はミカンと梅の栽培が特に有名です。
 村の先人たちは明治時代から急傾斜の山々を開墾で切り開き、石垣を積み上げミカンや梅の苗を植え、手塩にかけ成長させ、今日、豊かな恵みとなって農村を支えています。
 畑には農道が張り巡らされ、100m移動すると作物が変わり、100m標高を上げると、見える景色がころっと変わり、紀伊水道から太平洋も見渡せます。
 みかんや梅の収穫の季節には、にぎやかな声とモノレールが畑を上り下りする音が山々にこだまします。

 農村には毛細血管のように張り巡らされた農道や里道があります。車の入れないような細い道でもウォークすれば季節、季節の農村風景が見渡せます。四季折々のミカンが樹になっている様子も見られます。農家と出会えば、農産物や田舎農村暮らしの話もしてもらえます。
 田辺市の上秋津地域は特にミカン・柑橘類の種類が豊富で一年を通して収穫ができることでも有名です。
 ゴールデンウィークにはミカンの花が咲き、甘〜いミカンの花の香りが漂ってきます。花から花へとミツバチが蜜を集めまわり巣箱に持ち帰り、農家はその蜜を集め瓶詰にして直売所で販売をしています。
 秋からはミカン柑橘の収穫シーズになり12月には完熟ミカンでみかん畑はオレンジに輝きだします

春には、ミカンの花咲くころにミツバチが蜜を求めとびまわります


秋には、秋津野の里山にはミカンが実ります

秋津野や石神の梅林を散策してみましょう

 梅の花の開花は2月です。ミツバチが花の蜜を求め飛び回ります。このミツバチは蜜を集めるだけではなく花から花へと花粉を運ぶ大事な仕事をしてくれます。農家の2月の挨拶は「今日は蜂はだいぶ飛んだな」と声をかけあいます。旅人からすれば何の挨拶かわかりませんが、農家同士にはそれどれ季節にあった挨拶があります。
 ここ田辺市は紀州南高梅の一大産地です。梅干し用の南高梅を中心に、梅酒用の古城(こじろ)梅やNK14や小梅などの生産が盛んです。朝露のなか日が明けると同時に梅畑で収穫にかかります。
 梅の花見もいいですし南高梅の収穫体験や梅のシロップづくり体験も楽しいですよ


2月の中下旬の秋津野の梅畑


6月の収穫時期の和歌山を代表する南高梅

紀州南高梅

田辺石神梅林

 石神梅林で観梅を楽しむには、秋津野ガルテン車で約20分の田辺市上芳養地区にあります。標高300mの石神梅林は、毎年2月〜3月にかけて観光梅林として梅畑を開放しています。「一目30万本」と謳われ、眼下に広がる梅畑が太平洋に向かって山々と共に折り重なる様は梅源郷の豊かさを感じられます。
毎年、様々なイベントも催されています。
詳しくは田辺観光協会 TEL0739-26-9929(観光振興課)までお問い合わせください

石神梅林(田辺観光協会提供)


里山の恵み紀州備長炭を学んでみませんか

紀州備長炭記念公園発見館


 三世紀にわたって焼きつがれてきた備長炭。生誕の地でその全貌が明らかになる。
  木炭は人類が火を使い始めたとき、すでに存在していました。つまり、焚火の中に燃え残った消し炭が木炭のはじまりです。そして、人類がもっとも長い間愛用してきた燃料がこの木炭です。人類は、木炭を利用し鉄器をはじめ実にさまさまなものを創り出しました。また、燃料以外にも浄水材や調湿材として利用できることを古くから知っていました。 紀州備長炭発見館では、木炭の歴史や文化あるいは種類・用途などをわかりやすく解説。また、公園内にある炭窯では備長炭の製炭が実際に見られ、一層木炭への理解を深めることができます。

 秋津野ガルテンから車で約15分の距離にあります。また路線バスでも移動ができます。


場 所
 田辺市秋津川1491番地 お問合せ電話番号0739-36-0226
開館時間 午前9時?午後5時(4月〜11月)  午前9時?午後4時(12月〜3月)

入館料 ・個人 一般 210円 小・中・高校生 100円(小学生未満は無料) 

      ・団体(20名以上) 一般 170円 小・中・高校生   70円


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